平成25年度
25年度の事業報告書
25年7月1日から26年3月31日まで
特定非営利活動法人 自然環境ネットワーク・射水市ビオトープ協会
1 事業の成果
(1)
自然環境の調査・観察・研究事業は、任意団体の時から推進している。富山県西部の河川における水生昆虫の定点調査を行った。
河川、湖沼の環境指標生物となっているカワゲラ・カゲロウ・トビケラ等の定性調査・定量調査を行い、採集・分類・統計を行った。
(2)
ビオトープの形成及び維持管理に関する事業は、射水市の平成25年度公募提案型市民協働事業に「生物多様性保存型里山ビオトープの形成に関する事業」として提案し、採択された。
射水市青井谷の里山地域に多自然型ビオトープ池を1ケ所造成した。
その維持管理を通して地域在来生物の保存(特にモリアオガエルの産卵池として活用)を図った。
自然観察会・環境セミナー等を開催し、子どもの健全育成や社会教育の推進を図るとともに生物や生態系の多様性の理念の普及を図った。
(3)
里山保全・整備事業は、3回にわたって竹を900本伐採するなど山林の保全を行った。
(4)
竹資源の有効利用に関する事業は、とやま森づくりサポートセンターの竹チップ機の利用に関する講習を受講するとともに竹チップ化作業を2回行い、竹チップをカブトムシの繁殖用に使用した。
(5)
その他この法人の目的を達成するために必要な事業は、(公財)日本生態系協会NPO法人日本ビオトープ協会主催の講習会や研修会に参加した。